子宮筋腫がみつかったら
会社の健康診断や、別の用件での婦人科受信などで、自覚症状もなかったのに子宮筋腫ができていることが突然わかったりすると、びっくりすることと思います。
子宮筋腫とは子宮の筋肉にできる腫瘍のことです。腫瘍という言葉の響きから、ガンや悪性腫瘍などをイメージして絶望的な気持ちになる人もいるかもしれませんが、子宮筋腫は良性の腫瘍で、婦人疾患の中でも珍しくないごく一般的な病気です。
自覚症状が無いのであれば手術の必要が無いことも多く、日常生活にも支障が無くて、悪性化することもほとんどないので、心配せずに落ち着いて適切な対処をすることが大事です。
子宮筋腫に対する知識を持つ
病気についてよく知らないと、どうしても不安になります。
子宮筋腫に限らず、どんな病気でもそうですが、病気を気にしすぎると精神的なダメージをうけてしまったり、かえって体調をくずしたりしてしまうことがあります。
自分の病気や治療法について正しい知識を得ることで、こういった不安はかなり解消されます。
このサイトでの情報がお役に立てばいいですが、子宮筋腫のことについて書かれた書物もたくさん出版されています。
そうしたものから知識を得て、子宮筋腫という病気は決して危険な病気ではなく、治療法もいろいろと選択肢があって、自分に合ったものを選べるのだということを知っておけば、心配もおさまるでしょう。
自分の子宮筋腫について知る
子宮筋腫についての理解が深まったら、自分の筋腫がどんなタイプの筋腫なのかを婦人科やクリニックで調べてもらいましょう。
子宮筋腫と似た病気もあるので、正しく鑑別してもらうことも大事なことですし、筋腫の大きさや数、位置などによって治療法も異なります。自分の子宮筋腫の状態についてしっかり診断を受けて、納得できる治療法を選べるようにすることが大事です。
また、一度できた子宮筋腫が無くなってしまうことは残念ながらありません。むしろ子宮筋腫は時間とともに成長して大きくなる可能性があります。筋腫が大きくなれば、月経過多や貧血などの自覚症状が現れ、そういった症状は次第に悪化していくことも多いので、早めの適切な治療が必要となってきます。
子宮筋腫の状態を把握し、すぐに適切な対処をとれるようにするには、症状が出てこなくても、例えば半年ごとに定期検診を受けることが一番いいことです。
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