婦人科病院の選び方
子宮筋腫の診断を受けようと思ったとき、
どの病院に行ったらいいか、迷うかもしれません。
病院はどこも同じということはなく、
それぞれ基本的な治療方針や
得意にしている分野、設備などが違います。
病院を選ぶということは、
その行くすえの治療方法を選ぶということでもあります。
病院を選ぶのはご自身なのですから、
自分がどんな治療を受けたいのかを
はっきりさせることが大事なことです。
自分の考えをしっかり決めたあとは、
病院ガイドの本やインターネットなどを利用して、
通いやすさや、料金、治療方法など、
自分の希望にあった医院がないかを探してみましょう。
子宮筋腫という病気は、一刻をあらそうというような
悪質な病気ではありません。
病院を選ぶ時間はたっぷりありますので、
あとになって後悔しないように
できるだけ多くの情報を集めてしっかり検討しましょう。
大きな病院がいいのでしょうか?
大きな病院や大学の付属病院が、
必ずしもあなたにとって、いい病院とは限りません。
大きな病院でも、長時間待たされて、
治療はあっという間、医師と十分に話せずに、
聞きたいことも十分に聞けないようでは、
満足いく治療を受けているとはいえないでしょう。
経過観察や薬の処方を希望するなら、
大きな設備はなくても、通いやすくて
話をしっかり聞いてくれる医師がいるような
病院やクリニックがあなたに合っているのかもしれません。
手術を希望するなら、設備がしっかりしている病院を
選ばなければいけませんし、最新の治療を受けたいと思っても、
どの病院でもできるというわけではありません。
必ずしも病院の名前や大きさだけで選ぶ必要はありません。
自分の希望にあった病院を選ぶようにしましょう。
受診の目的をはっきりさせましょう
受診の目的によっても選ぶ病院が変わってきます。
疾患の治療だけではなく、
不妊治療もしたいと思っているなら、
不妊治療を専門に扱っていることも
重要な選択肢になります。
不妊の原因は男性にもある場合が多いので、
男性の不妊治療ができるかどうかも重要です。
妊娠したら、同じ医師に診てもらいたいと思うなら、
出産が可能かどうかも調べておきましょう。
検診の担当医に紹介してもらう
子宮筋腫が婦人科検診や健康診断で発見されたなら、
担当医に適切な病院を紹介してもらうのもいいでしょう。
たいていの医師は信頼できる仲間とのパイプを持っています。
総合病院を受診するなら、たいてい紹介状が必要ですが、
担当医に書いてもらえます。
紹介状がなくて大きい病院を受診する場合、
特定療養費として、規定の料金がかかる場合がほとんどです。
大きい病院を受診するなら、費用の負担を減らすためにも
紹介状を持参しましょう。
スポンサーリンク
前の記事: 初めての受診で注意すること
次の記事: 良い医師、避けたい医師