良い医師、避けたい医師
治療を受けるにあたって、良い病院を選ぶのと同じように、
良い医師を選ぶことも重要なポイントです。
医療技術の確かな医師が好ましいのは当然なのですが、
患者とうまくコミュニケーションがとれて、
病状や治療内容、疑問点などについて、
わかりやすく説明してくれる医師なら、
安心して治療を任せることができるでしょう。
良い医師を選ぶためのポイントをいくつかあげてみました。
受診のときには参考にしてみてください。
こんな医師なら安心!
- 診察の手順や内容・目的を一つ一つ説明してくれる。
- 子宮筋腫の現在の状態や予想されることについて、具体的に説明してくれる。
- 質問や疑問に思うことに、ていねいに答えてくれる。
- 治療のメリットだけでなく、デメリットについても教えてくれる。
- 一般論ではなく、具体的にその病院の実績や限界について説明してくれる。
- 一つの治療法を押しつけない。
- 治療方法に関する希望を聞いてくれて、
できるだけ希望に沿うようにしてくれる。 - 迷っていたら適切なアドバイスをくれる。
- 受診のたびに症状や健康状態を聞いてくれる。
- 超音波検査やMRI検査の画像について、適宜詳しく教えてくれる。
反対に避けた方がいい医師についてもポイントをあげておきます。
信頼できないと感じたら、思い切って病院を替えてしまったほうがいい、
ということもあるでしょう。
診療時間は限られているので、手際よく質問できるように
知りたいことを事前に考えておくことも大事です。
このような医師には要注意!
治療が必要な理由を説明してくれない
子宮筋腫は良性の腫瘍なので、症状がない場合、
治療を急がずに経過観察することが普通です。
経過をみるという選択ができることを教えてくれない、
症状がないのに手術をすすめる
経過観察したくなくて手術を急いでいるのかもしれません。
困った症状が出ていないのに、
子宮筋腫が小さいうちに手術したほうが傷も小さくていい、と言う
通常、手術は子宮が大きくなって症状が出てから考えればいいことです。
筋腫が大きくなったからといって、むやみに大きな傷ができるわけでもありません。
腹腔鏡手術で開腹せずにできるから、とそればかりすすめる
腹腔鏡手術や開腹手術はそれぞれにメリット、デメリットがあります。
医師は、腹腔鏡手術のデメリットについても正しく説明するべきです。
これならレーザーできれいに手術できるから、と言う
普通のメス、電気メス、超音波メスと比べて、
レーザーだけが際立って良いというわけではありません。
ただ自分の病院の施設を宣伝したいだけなのかもしれないので要注意です。
子宮筋腫を薬で直しましょう、と言う
子宮筋腫は、薬で小さくすることはできても、
完全に治すことはできません。
薬の副作用や合併症に関する説明がない
薬を服用したら、どのように変化があるのか、
十分納得したうえで治療してもらうべきです。
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