妊娠を希望する場合の子宮筋腫治療

子宮筋腫の治療を受ける場合、まず妊娠を希望するかどうかで治療法は大きく変わってきます。

妊娠を希望する場合の治療法は、筋腫だけを取る核出術になりますが、
子宮が残るので、子宮筋腫が再発する可能性も残ります。

将来、子供を生むときに備えて筋腫を取ったとしても、
いざ妊娠しようとしたときに、子宮筋腫が再発している、ということもありえます。

ですから、子供を産みたい時期から逆算して、
あまり早すぎない適切な時期に核出術を受けるようにするのがいいのです。

核出術を受けると、子宮破裂の危険を避けるために、6ヶ月ぐらいは避妊して経過を観察する必要があります。
そのため妊娠したい時期が決まったら、それより6ヶ月~1年ぐらい前に核出術を受けるようにするのがベストのタイミングです。

核出の方法は筋腫の状態による

子宮筋腫核出術にはいくつかの方法があります。
開腹手術は、ほとんどの医療機関で受けられて、
安全性の最も高い術式ですが、癒着が起こりやすい
というデメリットがあります。
もしも卵管や卵巣に癒着が起こると、不妊の原因になる場合もあります。

そのため、妊娠を考えた場合には、
癒着の可能性が低い腹腔鏡下手術や、子宮鏡下手術が
まず検討されますが、これらの術式は筋腫の大きさや状態によって
適用できないこともあります。

筋腫の大きさが10cm以上と大きい場合や、
筋層内筋腫の数が多い場合は、手術が難しくなるので、
GnRHアゴニストを使用して、筋腫のサイズを小さくしてから手術します。

GnRHアゴニストは、だいたい3ヶ月ほどで効果があらわれますが、
薬を使っても筋腫が縮小しにくい場合には、開腹手術で筋腫を取ることになります。

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