子宮卵管造影検査

子宮卵管造影検査は、不妊検査の一種です。

子宮筋腫だけが問題の場合、
必須の検査ではありませんが、
子宮筋腫があることがわかり、
妊娠を望んでいるのに不妊の人には
重要な検査になります。

子宮内腔や卵管に癒着や閉塞があると、
受精がうまくいかなかったり、
受精したとしても受精卵が子宮まで
たどりつかなかったりして、
それが不妊の原因になります。

子宮卵管造影検査では、卵管が通じているか
確認するために、卵管に造影剤を流し込み、
X線写真で撮影して診断します。

X線撮影というと、大丈夫なのか心配になるかも
しれませんが、この検査で使われる放射線量は
微量なもので、何十回検査を行っても大丈夫な
レベルですので心配はいりません。

手順としては、膣からカテーテル(細い管)を
差し入れて、造影剤を流し込みます。
それが子宮を通って卵管に流れ込み、
腹腔内に入ったところで、X線撮影を行います。

造影剤の入ったところは白く写り込みますが、
卵管が詰まっていれば、造影剤がその先に
入り込まず、写真には白く映りません。
これにより子宮の大きさや子宮の変形具合を確認したり、
左右の卵管が通じているかを確認できます。

検査自体は3~5分ぐらいで終わります。
痛みは感じない人もいれば、
軽い違和感がある人や、強い痛みを感じる人まで
それぞれです。

子宮筋腫がある場合、
この検査は筋腫の核出術前に行われます。
検査は月経開始後10日以内の排卵前で
妊娠していないときを選びます。

この検査で卵管のつまりなどがわかった場合は、
筋腫手術のいっしょに卵管に対する手術も
行います。

卵管造影検査の、検査以外の大事な側面として、
治療性があることがあげられます。

造影剤を注入したとき、
卵管が完全に閉塞しているなら別ですが、
軽い癒着ならはがれて、卵管の通りが
よくなることがあるのです。

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