子宮筋腫と人生設計

子宮筋腫は良性腫瘍ですので、それ自体が直接命をおびやかすものではありません。

婦人科を受診しても、困った症状がない場合は、経過観察になることも多い病気です。また、治療するにしても手術以外の選択肢もあって、子宮を摘出しなくてもいい治療法もいろいろとあります。

しかし、残念ながら一度できてしまった筋腫は手術する以外に無くなることはなく、勝手に治ることはありません。また手術で筋腫をとってしまっても、子宮を全摘しないかぎりは再発する可能性もあるのです。

つまり子宮筋腫とは、長期的に向き合うことが必要な病気なのです。

子宮筋腫は妊娠や出産にも影響し、不妊につながることもあります。月経痛や過多月経がひどくなると、日常生活や仕事にも影響してきます。

いつ、どんな治療をするのかを選ぶことは、結婚や出産、育児、仕事などといった人生のさまざまなことに関わることです。

そうなると、子宮筋腫の治療を考えることは、子宮筋腫を治療するというだけでなく、人生設計を考えることでもあります。

現在の筋腫の状態や症状を把握した上で、

  • 結婚する予定はあるか?
  • 出産を希望するのか?
  • パートナーや家族の理解・協力は得られるのか?
  • 仕事はどうするのか?手術したときは休めるのか?
  • 閉経までどれぐらいかかるのか?
といった、人生の大きなイベントを考えて、子宮筋腫をどう扱うのかよく考えなければいけません。

つまり、自分の人生を見直すことになるのですから、どんな治療法を選ぶのか、医師に任せるだけではなく、自分で納得いくように自分の希望にあった治療法を選ぶ必要があります。

子宮筋腫に関する正しい知識を身につけて、悔いのない選択をしてください。

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