子宮筋腫の経過観察とは

子宮筋腫の診断を受けたあと、医師に
「しばらく経過をみましょう」と言われることは
少なくありません。

小さくて症状もない筋腫であれば、経過観察にして
治療をしない場合がたくさんあります。

経過観察すると言われたときは、少なくとも今は
手術もそのほかの治療も必要ないということです。

治療もしない、薬も出ない、となると
不安な気持ちになるかも知れませんが、
子宮筋腫は手術する以外に治す方法はありません。
薬が処方されるとしたら、月経痛や貧血などの
症状を改善するためだけです。

経過観察中は、普段通りの生活をしていて大丈夫です。
何かをしたり、しなかったりということが原因で、
筋腫が大きくなることはありません。

経過観察後は、定期検診を怠らない

経過観察で大丈夫、と言われても、
放っておいても構わない、ということではありません。

経過観察する、ということは、
子宮筋腫が今よりも大きくなるか、そのままなのか、
予想できないので定期検診で監視する必要がある、
という意味なのです。
医師による定期検診も治療の一つ、
ぐらいに考える必要があります。

定期検診の間隔は、患者の状態をみて、
医師がそれぞれ判断します。

6ヶ月ごとというのが多いようですが、
3~12カ月に一回の間隔で次回検診日を指定されます。
言われた期間で必ず受診して、筋腫の状態を
みてもらうことが大切です。

定期検診では、初診と同じように、
内診と超音波検査を受けます。
必要により、血液検査やMRI検査が行われることも
あります。

子宮筋腫は、他の悪性腫瘍と比べると、
成長速度がかなりゆっくりなのが一般的です。
それでもエストロゲン(卵胞ホルモン)が分泌される限りは、
ゆっくりと大きくなっていきます。
今は特に症状がでなくとも、
次第に、あるいは急に症状が表に現れてくる、
ということもあります。

気になること、例えば、
月経痛がひどくなった、
不正出血やおりものがあった、
しこりが大きくなった
などの症状がでたときは、
定期検診日の前でも早めに受診するようにしてください。

経過観察になる場合

筋腫が小さい

一般に漿膜下筋腫や筋層内筋腫の場合は、
筋腫核が5cm未満なら経過観察になります。
ただし、過多月経を起こしやすい粘膜下筋腫の場合は、
何らかの治療を受ける場合が多いです。

症状が無い、または軽い

日常生活に支障が無い場合は、経過観察になります。

筋腫が変性している場合

変性した筋腫が再び大きくなることは少ないため、
経過観察になります。

筋腫があまり大きくなく、閉経が近い

閉経後は筋腫の成長がとまることが予測できるため、
症状が重くなく、筋腫が大きく変化しないと
予想できる場合は経過観察となります。

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