子宮筋腫が不妊の原因となるケース

子宮筋腫=不妊と思っている人が多いと思います。

子宮筋腫が原因で不妊になることは確かにありますが、
子宮筋腫ができると必ず不妊になるというわけではありません。
子宮筋腫ができても妊娠して出産する女性は大勢います。

一方で、子宮筋腫が不妊の原因になっているケースで、
子宮筋腫の核出手術を行って妊娠できた、
というケースが多いのも事実です。

女性側に問題がある場合の不妊症は、
主に次の4つの原因があると考えられます。

  • 排卵に問題がある
    月経がない、排卵がない、卵子が育たない
  • 卵管に問題がある
    卵管の癒着やつまりにより、受精卵が子宮へうまく運ばれない
  • 受精卵の着床に問題がある
    子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮奇形などが原因で受精卵が着床できない
  • 頸部に問題がある
    頸管粘膜が十分に分泌されないために、精子が子宮内に運ばれない

このような不妊要因を引き起こしている原因が、
子宮筋腫にあると判断されたり予想される場合に、
子宮筋腫核出術で筋腫を取り除くことをすすめられることがあります。

また習慣流産の場合など、原因がよくわからない場合でも、
少しでも子宮内の状態を良くするという意味で、
子宮筋腫核出術をすすめられることがあります。

子宮筋腫が原因の不妊

子宮筋腫が直接不妊の原因となるケースで多いのは、
筋層内筋腫や粘膜下筋腫などができて、
子宮内腔がデコボコに変形している場合です。

このような状態では、受精卵が着床しにくくなり、
着床できても流産となる可能性も高いのです。

特に子宮内腔に飛び出てくる粘膜下筋腫は、
子宮内の環境を悪化させて、着床障害を引き起こす可能性が
高くなるという報告があります。

また卵管付近にできた子宮筋腫が卵管を圧迫し、
卵巣から排出された卵子を受け入れられなくしたり、
受精卵を子宮まで運ぶ妨げになったりする場合もあります。

筋層内筋腫や粘膜下筋腫ができて、子宮がうまく収縮できずに、
精子を卵子のもとへ行きにくくするということもあります。

子宮筋腫が不妊の原因になるケース

  • 子宮筋腫で子宮内膜が変形して、受精卵が着床できない
  • 子宮筋腫で子宮内膜が変形して、精子が卵子もとへうまく運ばれない
  • 子宮筋腫で子宮がうまく収縮できず、精子が卵子もとへうまく運ばれない
  • 子宮筋腫が子宮頸部にできて精子が子宮内へ入れない
  • 子宮筋腫が卵管の付近にできて、卵巣から排出された卵子を卵管に取り込めない
  • 子宮筋腫が卵管を圧迫・狭窄し、受精卵を子宮まで運べない
スポンサーリンク
この記事をシェアする

スポンサーリンク

最新の記事

子宮筋腫による貧血を防ぐ

貧血は、血液の中の赤血球が少なくなる病気です。血液の有形成分のうちで最...

子宮筋腫の手術後に太らないようにする

子宮を取ってしまうと太る、と思っている人がかなりいますが、子宮の手術が...

子宮筋腫が再発したら

子宮筋腫核出術で、症状のもととなった子宮筋腫を摘出したとしても、かなり...

子宮筋腫と性生活

一昔前まで、子宮筋腫は主に中年女性がなる病気と考えられていましたが、近...

職場で理解を得る

自分の病気のことを周囲の人にどう説明するということは、多くの人にとって...

手術しないなら定期的に検診を

健康診断などで子宮筋腫が見つかっても、特に表立っては症状にあらわれない...

子宮をとるか、とらないか

子宮筋腫を完全に治すには、手術で子宮を取ってしまう(全摘)しかありませ...

子宮筋腫の手術をすすめられたとき

子宮筋腫の診察を受けたあと、診断結果をふまえて医師から何らかの治療方針...

子宮筋腫の手術をするか、しないか

子宮筋腫は、一概に大きさだけで手術の適応が判断されるわけではありません...

子宮筋腫と人生設計

子宮筋腫は良性腫瘍ですので、それ自体が直接命をおびやかすものではありま...

PAGE TOP